中小企業を応援する税理士のひとりごと -18ページ目

一勝九敗



著者: 柳井 正
タイトル: 一勝九敗


 ユニクロの柳井正会長の著書です。
 
 親御さんから会社を引き継いでからユニクロを立ち上げてこれほどの規模の企業にするまでの軌跡が描かれています。

 印象に残ったのは、やはり経営理念です。
 
 なんと、23条まであります。

 これだけの経営理念を、解説つきで配布されたら、従業員はかなり同じ方向に向けることができるでしょう。また、日々更新されていくものと思いますので、ここにユニクロの発展の秘訣があるような気がします。

 また、組織図ごコロコロ変えること。
 これもスピード感のある経営には必要でしょうね。
 「この組織がいいのではないか」「この役割分担でいいのではないか」と思っても、やってみると修正しなくてはならないことっていっぱいありますよね。

 そのときに、すぐに改善してしまったほうがいいに決まっています。

 こういったことができるのも、ユニクロ発展の秘訣のひとつでしょう。
 
 この本も一読の価値があると思います。

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金なしコネなし経験なし社長の超・経営術



著者: 臼井 由妃
タイトル: 金なしコネなし経験なし社長の超・経営術

 テレビなどで有名な臼井由妃さんの著書です。
 
 読みやすく、面白く書かれているものの、やはりこれだけの会社を切り盛りしているだけあって、事業のポイントはしっかり抑えていらっしゃる様子がよくわかります。
 
 経理をおさえること。商品を開発すること。また、どの分野の商品を開発すればいいか、考えること。それを売り込むにはどうしたらいいか考えること。営業の大切さ。社員教育の考え方。などなど、実体験からでてくる言葉には説得力があります。

 もう事業を始めている人は、自分の会社に置き換えて考えてみたら面白いと思います。時間があったら、読んでみてください。

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会社にお金が残らない本当の理由



著者: 岡本 吏郎
タイトル: 会社にお金が残らない本当の理由

 これはいい本です。経営者必読!ただ、やはり数字の話なので、多少簿記会計の知識がないとわかりにくいかもしれません。

 こういう本を読むと、日本の税制に矛盾を感じている人は多いのだろうなあ、と、つくづく思います。

 そして、その税制が会社の帳簿をゆがめ、本当の利益をわからなくしている、というのは、あたっています。

 「会社の決算を任されている会計事務所が手を抜いている」ということもたしかにそのとおりだと思います。

 たとえば、税法基準で決算書を作成したり、また、会社の数字がちょっとよくないからといって、たとえば減価償却をしないで利益を上げたり、そういったことを中小企業の決算では、よくやります。(まあ、上場企業でも似たようなことはやりますが)

 一番問題なのは、そのときに、経営者が「この決算書の数字は、この目的で作ったもので、本当の実力はこうだ」ということを理解せず、「決算書の数字が会社の実力」と思い込んでしまうことです。

 銀行や取引先にいい決算書をだすためにつくったもので、自分もごまかされてしまう。
 これが一番の問題点です。

 これを回避するには、決算書は二種類作る必要があるのでしょうね。

 決して粉飾決算をすすめているのではありません。
 ただ、税法基準で決算書をつくると、粉飾決算のように、利益がかさ上げされたものができてしまう、ということは理解してほしいと思います。

 経営者必読の一冊です。

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あなたの会社が90日で儲かる!



著者: 神田 昌典
タイトル: あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ

 この本は、5・6年前に出版された本ですが、いまでも書店でよく見ることのできる大ベストセラーです。
 いまでこそ「ピンクの表紙」のビジネス本も見かけるようになりましたが、おそらくこの本がきっかけとなって、そのような表紙がはやっているのでしょう。それほど影響力のある本であるといえます。

 ビジネスの真理は、「お客がいれば、ビジネスは立ち上がる。金がなくても、人がいなくても、なんとかなる。ところが、この順番を逆にしてしまうと、まったく立ち上がらない。多くの会社が失敗するのは、この順番が逆だからだ。」といっています。

 そして、そのためにはお客を集めなければならない。
 
 お客を集まるために、広告を効果的に使わなければならない。また、少し工夫するだけで、大きく効果をあげることができる。

 内容はとても読みやすく、また著者の実体験も入っているので面白いです。
やはり、経営者必読の一冊です。

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一冊の手帳で夢は必ずかなう



著者: 熊谷正寿
タイトル: 一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法


これはとてもいい本です。
GMO・グローバルメディアオンラインの熊谷正寿社長の書かれた本ですが、いままでのGMOの発展の理由がよくわかります。

 その理由とは「目標を明確に掲げ、それに期日を入れて、あとはそれを実行するために全力を尽くす」というものです。

 そして、その目標を達成するには、手帳を活用して、手帳で目標に到達するまでのすべての行動計画を管理する、ということです。

 これは非常にわかりやすく、また実行に移しやすいものです。目標の設定、その実行力は本人しだいですが、この本のやり方を実行できれば、からりのことができるのではないかと思います。

 また、この本には手帳のことだけでなく、時間の使い方の大切さ、整理整頓の大切さも書かれています。

 私もこの本の触発されて、ファイロファクス社のシステム手帳を購入してしまいました。まだ自分なりの使い方は確立されていませんが、いろいろ試しながら自分の行動も目標に向かって無駄がないようにしていきたいものです。

日本一の大投資家が語る大貧民ゲームの勝ち抜け方



著者: 水沢 潤
タイトル: 日本一の大投資家が語る大貧民ゲームの勝ち抜け方―上場会社・約70社の大株主・竹田和平さんの旦那的投資哲学


 竹田和平さんという方を知っていますか?上場企業約70社の大株主であり、皆さんがかならず食べたことのある「タマゴボーロ」や「麦ふぁー」を作っている竹田製菓のオーナーです。

 この本は、その竹田さんのこれまでの事業家としての生き方を語るとともに、その投資方法まで解説しています。

 「事業を立ち上げて、それを大きくして、それで得た余剰資金は、財務体質が優良で配当利回りがよく、割安で経営者が優秀な会社の株に投資し、株価の値上がり・値下がりには一喜一憂しない」
 これって、株式投資の王道でしょうね。

 現在はデイトレードなどがはやっていますが、デイトレードで稼げる人って、結構いないと思います。この本の竹田さんのように、投資をしていくのがおそらくたいていの方にとってはいい方法でしょう。

 事業を経営する人も、株式投資に興味がある人も読んだほうがいい1冊です。

言葉の大切さ

ことばは大切ですね。
言葉によって、人は自分の心を他人に伝えることができ、なによりもそれを口に出している自分に伝えることができます。自分を教育することができるのですね。
明るい前向きな言葉を発していれば明るく前向きになるし、暗く後ろ向きな言葉を発していれば、暗く後ろ向きになります。
自分が使う言葉によって、なりたい自分になれる、というのは、当たっていると思い
ます。

ほぼ日刊!人生を変える魔法のコトバ

このサイトは、いろいろな方の一言が載っていて、かなり勉強になるのではないでしょうか。日刊で更新するのも、大変だと思いますが、心に残る一言が見つけられるかもしれません。

10億円を捨てた男の仕事術



著者: 松本 大
タイトル: 10億円を捨てた男の仕事術


 マネックス所見の松本大社長の著書です。
 この方は、大学卒業後、ソロモンブラザース、ゴールドマンサックスを経て、現在のマネックス証券を設立するのですが、ゴールドマンでは、30歳でパートナー、つまり共同経営者になった方です。そして、ゴールドマンが株式公開する半年前に退職し、マネックス証券の設立に入ったわけです。そのままゴールドマンに株式公開までいれば、10億円の報酬が手に入ったといわれているようです。

 本の内容は、「すごいなあ」というより、「当たり前のことを当たり前にやるのが大事」という感じですが、非常に優しい口調で書かれているので、とても好感がもてます。こういう方の著書を読んでいて思うのは、「当たり前のこととは何なのか」を理解する力が大事だなあ、ということです。

 経営者には、「好奇心」が大事である。「好奇心」とは、いつでも「なぜだろう」と考えて、自分なりに答えを出すことである。
 アイデアを思いつくこと自体にはそれほど大きな価値はない。それを実現していく力「エクスキューション」が大切である。

こういったことをきちんと理解し、実行していく、わかっていてもなかなかできないのではないでしょうか。

ホワンの物語



著者: ロバート・J. ペトロ, Robert J. Petro, 山川 紘矢, 山川 亜希子
タイトル: ホワンの物語―成功するための50の秘密

 小説のようですが、立派な成功哲学の話です。メキシコを舞台として、農場の小作人の息子であった主人公ホワンが、その後自分の商売を始めて、失敗しながらも富を築いていくお話です。

 「チャンスはどこにでもある」「ゴールを設定する」「自分を神事、人を愛して誠実に接する」「富を分かち合う」といったことが、物語を通して伝わってきます。日本と環境は違うとはいえ、商売の本質は同じと思いますので、勉強になります。これもお勧めの一冊です。

上司が「鬼」とならねば部下は動かず



著者: 染谷 和巳
タイトル: 上司が「鬼」とならねば部下は動かず―強い上司、強い部下を作る、31の黄金律

この本は、いまでも書店で見られる「鬼」シリーズの第一作です。上司に必要な心構えや決意など、とても強い語調で書かれています。

 私としては、この本の大事なところは「言葉の教育」そして「上司の決意」ということにあると思っています。

 「言葉の教育」とは、文字通り「国語教育」です。

 たとえば、この本の中にもあるように、社員相手に漢字のテストをしたら、ほとんどできない社員がかなりいる状態だとします。そうすると、上司が話している言葉の意味がわからない、ということは十分考えられます。

 つまり、同じ日本人で日本語を話しているにもかかわらず、外国人に話しているのと同じ現象がおきている、ということです。この状態をまず認識し、改善していくことが必要だと思います。「上司の言葉を部下が本当に理解しているのか」これを常に確認していく必要があります。

 それから、「上司の決意」です。「この業務をなんとしてもやり遂げる」「会社を強く、よくしていくためには、こうでなければならない」という強い意志を持つことです。

 「人に好かれよう」とか迎合しようとしないで、自分の信念を貫くこと。それができるのが上司として必要なことであると具体例を挙げながら書かれています。

 経営者や管理職にある方は、ぜひご一読ください。